Hole No.09

OUT COURSE コース設計士家“加藤俊輔氏” によるアドバイス

いいゴルフコースには、2オン可能なパー5コースをいくつか設定されているべきだと私は思う。逆に、相当なパワーヒッターでも絶対に2オンしない、ショートアイアンの第3打の技術で勝敗を争うロング・パー5も必要になる。そう考えるところの9番ホールは絶対に2オンしない後者で、最後にどのショートアイアンでどんなテクニックでピンに寄せるのかをチェックするホールになっている。第3打がピッチングウェッジか、或いは7～8番アイアンかによって第1打、第2打の攻め方も違ってくる。フェアウェイは広く、概ねフェアウェイ全体を使って左右どちらから攻めてもいいようになっている。しかし大きな危険にはならないものの第2打の落下エリアの先から、右側に近く水面が待ち構えている。リゾートコースの性格上殊更にタフなセッティングを避けて池の水面はかなり右に逃げているため、それほどきにすることはないが大きく曲げると危険である。これらの条件で、フェアウェイも広く、右でも左でもどちらでも使える設定だが、第3打でどのクラブを使うかをよく考えて第１打、第２打の距離をあわせるのがいいだろう。
なぜなら２オンの可能性は殆どないからです。

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